英検® 予想問題
2級
問110

正解は3番です。文法（関係代名詞）の問題です。

空白には what が入ります。
関係代名詞の what は「～こと」、「～もの」という意味です。
関係代名詞は普通、「先行詞」を必要としますが、what は先行詞を含んでおり、「 the thing(s) which ～」に書き換えられます。つまり、本問の文を

Be careful about the thing which you eat and drink when you go on an overseas trip.

と書き換えられるということです。

訳 : 海外旅行をするときは、食べ物や飲み物に気をつけなさい。

正解は3です。

aboutは前置詞ですから、後ろには名詞が来ます。
ただし、今回は空欄の後ろがS V～の形になっています。
このことから、「後ろにSV～を取れて、名詞を作れるもの」を選ぶことになり、
「what S V～（SがVするもの・こと）」が最も適切と言えます。
これはthe thing which S V～で言い換えることができます。
また、whichやthatは関係代名詞としての用法はあるものの、前に先行詞がなければ使えません。
itは上述した条件に合わないため答えとはなれません。

正解：③

この問題はaboutとyouの間の空欄を答える問題です。aboutの後ろに名詞が来ること、youの後ろに動詞が来ていることを確認します。
aboutの後ろは名詞なのに、文が来るのはおかしいので、文を名詞節にできる③whatを選びます。

他の選択肢は、
①which→　関係代名詞として先行詞（名詞）が前に来る。
②it→　it（名詞）you（名詞）の並びは不自然である。
④that→　①と同じく関係代名詞として使う。

ので選択肢としてふさわしくありません。

関係詞の問題です。
空欄前にaboutがありますので、
2.itや4.thatは当てはまりません。
2.itを入れると、
about it you eat…だと主語の前に主語が来るという不自然な文章になります。
4.thatを入れると、
about that...となり、aboutの後は名詞しか持ってくることができないのにthat節がくるという間違った文法になります。

残りの選択肢は、
1.which
3.what
ですが、一見前置詞+関係代名詞の1.whichが答えのように思えます。ですがこの場合先行詞となるものがないので×
残るは3.what（＝the things which）「～なこと」
が正解です。

訳：
海外旅行に行く際は食べるものや飲むものに気を付けてください。